【京都で脳ドック】最新型MRI導入のしみず脳神経外科クリニックで脳卒中の早期発見へ
京都で脳ドックを検討している方に向けて、脳卒中や脳委縮について解説します。人間ドックを健康診断がわりに受ける人は多いですが、実はそれだけでは安心できません。脳ドックは脳内に特化して精査できるため、脳卒中の早期発見・早期治療が可能です。
脳卒中(脳血管障害)とは?
脳卒中とは脳内の血管に生じる様々な病気の総称で、脳血管障害とも呼ばれます。働き盛りの世代が発症すると、家族全体の生活に影響を及ぼしかねません。また、高齢者が発症すると寝たきりになる可能性が高まります。脳血管障害の分類は、「血管の詰まり」と「血管の破れ」の2つです。
脳血管が詰まるタイプ
- 脳梗塞
脳梗塞は、脳内の血管が詰まり、血流が止まってしまう疾患です。血液内の酸素が脳内に行き渡らなくなるため、低酸素状態になった脳細胞は傷ついて死んでしまいます。脳細胞は再生しない組織であり、一度壊死すると二度と戻りません。壊死してしまった細胞のある場所によって、身体への障害の範囲が変わります。
- 一過性脳虚血発作
一過性脳虚血発作とは、脳への血液量が一時的に不足し、脳の一部が低酸素状態になる症状のことです。虚血とは、臓器が必要としている血液量が足りなくなることをいいます。
脳の血管の一時的な詰まりや、健康な状態より狭くなっていることが原因で発症します。偶然血流が再開したため脳梗塞にならずに済んでいるものの、放置すると48時間以内に脳梗塞を発症するといわれる症状です。
脳血管が破れるタイプ
- 脳出血
脳出血は脳内の細い血管がもろくなり破れ、血液が脳内に漏れ出てしまうことです。流れ出た血液は脳細胞を壊したり圧迫したりして、身体に深刻な障害をもたらします。出血する部位によっては、身体機能に影響するだけでなく、視覚障害や意識障害の原因になるケースもあります。
- くも膜下出血
くも膜下出血とは、脳を覆う「くも膜」の下のすき間に出血してしまう症状です。致死率は40%と高く、生存しても半数は障害が残ります。くも膜下の動脈に発生した血の塊のコブ(脳動脈瘤)が血圧の上昇で破裂すると、くも膜下出血を引き起こします。
脳卒中の原因となる動脈硬化の2つのリスクについて
動脈硬化は、高血圧と高コレステロール血症によって発症しやすくなります。
動脈硬化は10代から始まる
脳卒中の原因となる動脈硬化は、動脈の壁が線維化して硬くなり、内部にプラークと呼ばれる粥状(じゅくじょう)の塊が溜まってしまう状態です。動脈硬化は10代から始まるといわれていますが、脳血管障害にいたるまで悪化するかどうかは、遺伝的な要素や環境的な要因によって変わります。
動脈は心臓から送り出される血液を運ぶ血管なので、生涯続く拍動に耐えられるよう、静脈よりも分厚い血管壁を持っています。また、動脈血管は心臓からの圧を逃がしやすくするため、本来はゴムのように伸縮性もあります。しかし動脈硬化が進むと弾力性がなくなり、血管が詰まったり出血の原因となったりするのです。
高血圧
脳卒中の最たる原因は動脈硬化であり、動脈硬化の要因の1つは高血圧です。高血圧とは、心臓から押し出される血流の圧が高いことを指し、健康な状態よりも強い力で血液の循環が行われていることを意味します。血圧の収縮期、拡張期がそれぞれ140mmHg~90mmHg以上で高血圧と判定されます。
血管壁は強い圧をかけ続けると、その圧に負けないよう硬く厚くなります。高血圧の放置が長期にわたると動脈硬化が進み、脳血管障害のリスクが跳ね上がるのです。高血圧の原因には、喫煙やアルコールといった嗜好品のほか、糖尿病やメタボリックシンドロームなどの生活習慣病によるものがあります。
高コレステロール血症(脂質異常症)
血中のコレステロールや中性脂肪が増えすぎると、それらが動脈の内壁に入り込みやすくなり、プラークとして溜まってしまいます。溜まったプラークは血管を狭くするだけでなく、時には破れて血栓を作り、脳卒中や心筋梗塞の原因となる可能性があるのです。
脳委縮もわかる脳ドックは40代以上なら受ける価値あり
脳ドックでは脳卒中のリスクだけでなく、脳委縮の程度を知ることも可能です。脳委縮は加齢によるもののほか、脳血管障害、アルコールの摂取過多、認知症、外傷などによっても発症します。委縮した脳は元に戻らないため、治す方法はありません。しかし早期に発見すれば、家族と話し合う機会を持ち、どのように対処するか考える時間を得られるでしょう。 最新型のMRIを導入しているしみず脳神経外科クリニックでは、短時間の検査で患者様への負担も少なく、精度の高い脳ドックを受けられます。お気軽にWEB予約をご利用ください。
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