MRIの費用や検査について!検査時の食事制限とMRIの服装について解説
MRIの費用や検査前日の食事制限、検査時の服装について疑問に思う方も多いのではないでしょうか。本記事では、脳ドックで食事制限はするべきなのか、MRI検査での着替えは必要なのかについてお伝えいたします。
脳ドックで食事制限はするべき?
病院で検査を受ける場合、検査内容によって前日の食事や行動が制限されるので気になる方は多いかもしれません。脳ドック前日に食事制限が必要なのか解説します。
脳ドック前日の食事制限は必要?
基本的に食事制限はありませんが、21時以降のアルコール摂取は控えて、消化によい食事を心掛けてください。当日は食事を抜いて受診します。食べ物はもちろんお茶やコーヒー、糖分が含まれる飴やガムなども控えてください。水を少量飲むのは問題ないので、無理に我慢しなくても大丈夫です。
医師の指示があれば食事制限が必要なケースもある
人間ドックと同様に、様々な検査を脳ドックでも行います。
- 身体測定
- 血圧
- 心電図
- 呼吸器検査
- 尿検査
- 採決検査
こうした項目がオプションで含まれる場合が多いです。病院によって禁止事項も変わるので、必ず前日の食事制限などがないか確認してください。前日に終日禁酒や禁煙を指示する病院もあります。
内服薬やサプリメントは?
毎日飲む内服薬や、サプリメントがあるのならあらかじめ医師に伝えておいてください。内服薬の制限はほぼないですが、血液検査や尿検査に影響するので医師に伝えておくことで正確なデータを出せます。
脳ドックの所要時間は?
オプションによって異なりますが、約1~2時間ほどです。そのため午後や夕方からの受診も可能なため、忙しい方も時間を合わせやすくなっています。午後の受診だからと前日にお酒を大量に飲むのはよくないです。食べ物も消化によいものを考えて摂取してください。
脳ドックを受けると何がわかる?
脳の疾患を早期発見できるので予防に役立ち、早期治療が可能になります。
- 脳卒中
- 脳の動脈硬化
- クモ膜下出血
- 無症候性脳梗塞
上記のような病気が検査でわかるものとして挙げられます。脳の病気は、重い後遺症が残ったり、死に至ったりすることがあります。親族に脳卒中の経験がある人がいる場合や、糖尿病・高血圧症・肥満など生活習慣病を抱えている方は一度脳ドックを受診しておくのがおすすめです。
認知症とMRI検査での着替えについて
認知症は誰もがなる可能性のある病気です。ここでは、脳ドックを行うことで認知症の診断ができるか、MRI検査での着替えは必要なのか、MRI時に取り外すものは何なのか解説します。
認知症とは
疾患の名称ではなく、脳の働きが低下することで引き起こされる症状や状態です。
- 物忘れ
- 判断力の低下
- 理解力の低下
以上のようなことが起こり、日常生活に支障をきたします。65歳以上では5人に1人が認知症になるといわれており、他人事ではない病気です。認知症の原因となる主な病気は、大きくわけて3つあります。
認知症の原因1:アルツハイマー型認知症
脳にアミロイドβやタウと呼ばれる、特殊なたんぱく質が溜まることで神経細胞が損傷し、脳全体が萎縮します。記憶障害や判断力の低下などの症状が現れます。
認知症の原因2:レビー小体型認知症
レビー小体と呼ばれる特殊なたんぱく質が大脳皮質や脳幹部に現れ、神経細胞に異常が生じる認知症です。女性よりも男性の発症率が高く、初期にパーキンソン病の症状や、うつなどの精神的な症状が現れます。
認知症の原因3:脳血管性認知症
脳出血や脳梗塞など脳の血管に何らかの障害が発生し、引き起こされる認知症です。他の認知症の症状と共に感情失禁(感情のコントロールが難しくなる)が現れ、うつのような状態が起こります。男性の割合が高いです。
若年性認知症とは
認知症は高齢者だけでなく、65歳未満の人の発症も増えてきています。体調が悪いだけだと考えず、身体の不調が気になる場合は医師の診察を受けてください。
脳ドックで認知症リスクは発見できる?
一般的に認知症を調べるには、MRI検査やMRA検査による画像診断を検査項目として設定している脳ドックを行います。しかし、MRI・MRA検査のみでは認知症リスクの診断を確定するには不十分です。脳の働きを同時に調べることが認知症の診断には大切となります。
認知症リスクを調べる7つの検査
認知症のリスクを調べるには、多角的に脳の状態を検査する必要があります。
- 頭部CT検査(脳内部を画像化し、脳萎縮の程度を調べます)
- MRI、MRA検査(磁気を利用し脳の萎縮や脳血管障害の有無を調べます)
- VSRAD(MRI画像を使い海馬の萎縮を調べます)
- HDS‐R(認知機能テストの一つで、質問は9項目です)
- MMSE(認知機能テストの一つで、10~15分程度の時間で認知機能の障害について調べます)
- ADAS‐J(MMSEよりも記憶と構成能力に関して重点的に行う認知機能テストです)
- MCIスクリーニング検査(認知症の前段階であるMCIの早期発見を目的とした血液検査です)
着替えと持ち込めないもの
金属のついた服や下着を着用している場合があるため、検査着に着替えてMRIを受けます。
取り外すもの
- 腕時計
- 髪留め(へアピン)
- アクセサリー類
- メガネ
- 入れ歯
- コンタクトレンズ(種類によっては金属が含まれるため)
- 化粧、マニキュア(アイシャドウやマスカラに金属成分が含まれている場合があり、ネイルアートの成分によっては火傷の危険があるため)
- 張り薬、シップ(熱傷予防のために取り外します。医師の指示で使用している場合、予備を当日に持っていきましょう)
- ヒートテック(吸湿発熱素材なので、火傷の危険性があるため)
MRIの費用・食事・服装の質問がある方はしみず脳神経外科クリニックへ
脳ドック検査当日や前日の食事制限、MRI検査時の服装・認知症についてお伝えしました。脳内の病名の確定には精密検査が必要なため、持続する頭痛や普段とは違う手足のしびれなど気になる症状があれば脳ドックを受けてみてください。また、脳ドックでは認知症の診断もできます。ただし、MRI・MRA検査のみでは認知症リスクの診断確定には不十分です。MRI検査やMRA検査による画像診断を検査項目として設定している脳ドックをおすすめします。
MRIの費用・食事・服装に関して疑問に感じていることがあれば、しみず脳神経外科クリニックにご質問ください。わかりやすくご説明いたします。
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