【MRIの費用】脳梗塞のリハビリや虫歯が原因の頭痛について解説
MRIの費用に関して把握したい方は、しみず脳神経外科クリニックにお問い合わせください。親切丁寧にお答えいたします。今回は、脳梗塞のリハビリと、虫歯が原因の頭痛に関してお伝えいたします。参考としてぜひともご覧ください。
脳梗塞のリハビリについて
脳卒中を発症後、3カ月程経過すると停滞期(プラトー)と呼ばれる「回復曲線がゆるやかになる期間」に突入します。発症後すぐにリハビリを始めることで回復の見込みが高まるため、できるだけ早期のリハビリが望まれるのです。
症状を軽くすることができるため、誤えん性肺炎などの合併症の予防にもつながります。リハビリによって、脳梗塞による死亡リスクが下がるというデータも出ています。
脳梗塞のリハビリは3つの期間にわけられる
発症後のリハビリを大きくわけると以下の3段階となります。
- 急性期
- 回復期
- 維持期(生活期)
それぞれの段階で適切なリハビリを行わなければなりません。発症から約2週間までが急性期です。 脳卒中の治療と共にリハビリを始め、発症から約3~6カ月までが回復期と呼ばれ、生活動作を意識した日常動作訓練や言語訓練を行います。
自宅や施設に戻りリハビリを行う維持期では軽めの運動を取り入れ、実際の生活のなかで動作に慣れるリハビリを行っていくのです。
急性期の具体的なリハビリ
基本的に発症から48時間以内に開始することが望ましいといえます。早期に開始することで、体力の低下や認知機能の低下を防ぐのが目的です。 具体的な訓練には、以下のようなものがあります。
- 関節可動域訓練
- 離床訓練
- 機能回復訓練
- ADL訓練
- 摂食、嚥下訓練
定期的にストレッチを行い、座る・立つ・車いすに乗り移る離床訓練を行ったり、食事・着替え・入浴・トイレなどの日常動作をできるようにするADL訓練も行ったりします。
ものを飲み込むことが難しい場合は摂食・嚥下訓練を行い、自分で食事を摂れるようしていきます。急性期は脳の浮腫が取れてくるため、麻痺の回復が見込めるのです。
回復期の具体的なリハビリ
症状の改善に加えベッドから1人で車いすに移動する動作や、生活機能を高める訓練が開始されます。
具体的な訓練は、以下のとおりです。
- 磁気、電気刺激療法
- ロボットリハビリ
- ボツリヌス療法
- 失語に対するリハビリ
電気を使用して手足を動かす神経を刺激し、筋肉を動かして運動を学習させたり、脳に電気を流して刺激を与えたりして麻痺した腕の筋肉を動かす方法も行われています。
歩行訓練にはロボットを使用し、脚の筋肉をサポートして歩行を可能にしていく訓練も導入されており、身体を支えることでバランスの改善も期待できるでしょう。後遺症によって筋肉の緊張から手足のつっぱりが取れない場合はボツリヌス菌の毒素を筋肉に注射し、筋肉をゆるめる治療も行います。
言葉をうまく扱えなくなる失語症の方には、短文の日記を毎日書いたり、テレビのニュースに関する質問に答えてもらったりという言語聴覚のリハビリもあります。
維持期の具体的なリハビリ
維持期では、リハビリを行う場所が変わります。そのため、あらかじめ生活環境を整えることが大切です。手すりやスロープ、段差をなくすための踏み台などを用意して、転倒を予防してください。生活の範囲を広げるために、杖や車いすを利用し積極的に外へ出ていくことをおすすめします。
その頭痛は虫歯が原因かも?虫歯が原因で起こる頭痛について
虫歯は、歯の表面が酸で溶かされる病気で、進行すると激しい痛みを生じます。歯や顔の周囲には神経が多数あり、歯の傷みを伝える三叉神経(さんさしんけい)がこめかみ付近にまで張り巡らされていることも影響し、虫歯から頭痛を引き起こすこともあるのです。
虫歯が原因の頭痛1:緊張性頭痛
虫歯の放置が関係している場合、緊張性頭痛を発症している可能性が否定できません。頭の周囲や首の後ろから肩、背中にかけての筋肉が緊張することで起こります。デスクワークなどで長時間同じ姿勢を取り続けたり、ストレスによって発症したりすることが一般的です。
しかし、虫歯がある方は痛みを避けるために片方で噛む癖がつきます。そのため、顎を使うバランスが崩れ、筋肉に負担がかかり硬直するのです。このことが原因となり、コリが後頭部を締め付けるため緊張性頭痛を誘発します。
虫歯が原因の頭痛2:脳静脈血栓症
脳の静脈に血栓が詰まる病気で、脳の浮腫や頭痛、吐き気や意識障害などを引き起こします。刺すような強い痛みが特徴で、耐えられないほどの症状が出る場合があります。虫歯を放置すると発症する可能性があるので、歯が痛いときは早めに受診し適切な治療を受けてください。悪化すると歯科だけでなく、脳神経内科や神経内科を受診しなければなりません。
虫歯以外の頭痛の原因とは
虫歯そのものの痛みではなく、虫歯が原因で引き起こされる病気が頭痛に関係している場合もあります。
- 歯性上顎洞炎(鼻の周りの空間に膿が溜まり頭痛や顔の痛みが出る) 顎関節症(噛み合わせの不具合により、顎の痛みや頭痛・頬の痛みを引き起こす)
- 歯周病(歯茎の炎症や歯を支える骨を溶解し痛みを生じる。頭痛につながる場合もある)
MRI費用を確認したい方はしみず脳神経外科クリニックへ
脳梗塞後には、急性期・回復期・生活期の3段階にわけてリハビリが行われます。リハビリを行うことで、日常生活をスムーズに過ごしやすくなります。 また、脳梗塞といわず、虫歯といった不調も放置するのは危険です。虫歯と聞くと、たいしたことがないと感じるかもしれません。しかし、放置をすると頭痛を生じることもあるので注意したほうがよいでしょう。
脳梗塞や頭痛など、それらの病気・不調にお悩みでしたら、しみず脳神経外科クリニックにご相談ください。丁寧な治療を心がけています。わかりやすくご説明いたしますので、不明点があればご質問ください。
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