【京都で脳ドック】脳梗塞の疑いがあれば医師へ相談を!
京都で脳ドックを受けたい人のために、脳梗塞の症状や原因を詳しく解説します。ふらつきや手足のしびれ、目のかすみ、言葉が出ないなどの症状があったら、すみやかに病院を受診してください。早期発見・早期治療で脳梗塞を防ぎましょう。
脳梗塞とはどんな病気?気になる症状について
脳梗塞は何の前触れもなく発症し、身体に障害を残したり、命の危険にさらしたりする怖い疾患です。そんな脳梗塞でも「前触れ」となる症状が現れることがあります。
脳梗塞の前兆症状とは
脳梗塞の前触れを一過性脳虚血発作といいます。一時的に血管が詰まりかけながらも、ギリギリ血流が再開し、脳梗塞をまぬがれた状態のことです。現れる症状は脳梗塞に似ており、うまく言葉が出ない、身体の一部に力が入らないなどがあります。次に紹介する脳梗塞のような症状があったら、すぐに病院を受診してください。
脳梗塞の症状
脳梗塞の主な症状は次の4つです。
- 運動障害
運動機能障害として、身体の片側だけ力が入らなくなる麻痺が起こります。脳梗塞の範囲や場所によって、麻痺の程度は様々です。例えば、片足がまったく動かないこともあれば、ゆっくりなら動かせる場合もあります。また、顔面に麻痺が出ると、片側のまぶたや口の開閉がしづらくなるといった症状が起こり、外見上に顕著な変化が見られます。
- 言語障害
言語障害には、頭では言いたいことがあってもうまく言葉にして発声できない「運動性失語」と、相手の話す言葉の意味や書いてある文字がわからなくなる「感覚性失語」があります。コミュニケーションに著しい支障をきたすため、大きなストレスを感じやすいです
- 視覚障害
大脳の視覚野に異常が出ると、左右眼の同じ側の視野が欠ける「同名半盲」が起こります。また、眼球を動かすための6本の筋肉が動きにくくなると、左右の目が同じ方向を向かなくなり、物が重なって見える「複視」が生じるのです。
- 感覚障害
感覚障害が起こると、手足のしびれや感覚の低下が生じます。痛覚や触覚が鈍くなり、暖かさや冷たさを感じにくくなる場合もあります。その一方で痛覚過敏や疼痛といった、痛みを強く感じる症状が出る場合もあるので厄介な障害です。
脳梗塞の原因とは?
脳梗塞には、発症しやすくなる危険因子が存在します。加齢による血管機能の低下は1つの要因ですが、ほかにも注意すべき生活習慣や基礎疾患があるので知っておきましょう。
心臓・血管の危険因子
- 高血圧
- 糖尿病
- 脂質異常症
- 心房細動
動脈硬化による「アテローム血栓性梗塞」の主な原因は、高血圧や糖尿病、脂質異常症によるものです。悪玉コレステロールが血管の内壁に入り込み、アテローム(プラーク)と呼ばれる粥状(じゅくじょう)の塊を作ります。その結果、動脈が狭く、硬くなることで血管が詰まりやすくなるのです。
また、心臓が原因の「心原性塞栓症」では、不整脈によって脳梗塞を発症しやすくなります。不規則な血流が血管を傷つけて血栓を作り、その血栓が脳動脈に飛んでしまうためです。不整脈の原因にもなる心房細動を持っている人は、そうでない人と比べ脳梗塞になる確率が2~7倍高くなります。
生活習慣の危険因子
- メタボリックシンドローム(肥満)
- 運動不足
- 偏った食生活
- 喫煙
- アルコール
生活習慣の危険因子は、脳梗塞の発症リスクを増大させます。高カロリーで脂質過多の食生活は悪玉コレステロールを増やし、塩分のとり過ぎは高血圧を招くのです。
また、運動不足は脂質や糖質の代謝を妨げ、メタボリックシンドロームを引き起こします。暴飲暴食によって血液中の脂質・糖質が増えると、血液がドロドロになり動脈硬化のリスクを高めてしまうのです。
さらに、喫煙やアルコールなどの嗜好品も動脈硬化を引き起こす可能性があります。喫煙は血液の凝固因子フィブリノーゲンに影響します。フィブリノーゲンが増えると動脈が傷ついて硬くなり、血小板が集まって血栓を作りやすくなるのです。
アルコールの飲みすぎも中性脂肪や悪玉コレステロールの増加を招き、高血圧などの原因となります。脳梗塞の予防だけでなく、再発を繰り返さないためにも、生活習慣の改善は欠かせません。
脳梗塞を疑ったらすぐに病院で脳ドックを受けよう
脳梗塞は怖い病気ですが、生活習慣の危険因子を把握し、前兆症状を見過ごさないようにすれば、深刻な事態を避けられる可能性があります。疑わしい症状があれば、早期発見・早期治療に努めてください。 しみず脳神経外科クリニックでは脳卒中予防外来を設けており、脳梗塞にかかるリスクをいち早く判断します。自覚症状がなくとも、40代以上なら脳ドックを受診してはいかがでしょうか。検査結果も当日中にわかるため、忙しい方でもお気軽にご来院いただけます。
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